Objective-Cにはプロトコルという概念がある。
ActionScriptでいうところのInterfaceみたいなものらしい。
記述はヘッダーファイルでのクラスの定義のところに書く
@interface クラス名 : スーパークラス名 <プロトコル名>
//例
@interface ClockAppDelegate : NSObject <UIApplicati> {
プロトコルはデリゲートとも関わりがある。
たとえば、あるAクラスのデリゲート対象とされたBクラスはAクラスのプロトコルを記述しないとWarningになる。
//例)
//UIWebViewクラスのインスタンス(webView)が現在のクラス(self)にデリゲートされてる
webView.delegate = self;
//このwebViewを持ったクラスはヘッダーファイルにUIWebViewDelegateプロトコルを追加しなくてはならない。
//例
@interface WebAppDelegate : NSObject <UIApplicationDelegate,UIWebViewDelegate> {}
Tags: iPhone, Objective-C
クラスのインスタンスの生成方法
AS3はこんな感じ
//AS3
//newでコンストラクタを実行。
var hoge:MovieClip= new MovieClip();
obj-cはnewでなくて、各クラスによって色んな初期化メソッドが用意されているみたい。
//Objective-C
//NSStringの場合
//直接文字列を入れて初期化
NSString* str = @"HOGEHOGEO";
//NSString専用の初期化用のメソッドを使う
//文字列から生成
NSString* str = [NSString stringWithString: @"HOGEHOGEO"];
//既存の数値を利用して生成
NSString* str = [NSString stringWithFormat: @"ほげ:%d",100];
※またどのクラスでも通用する汎用の初期化メソッドもある。
(これがASのnewに近いのかな)
[[クラス名 alloc] init]
allocでメモリを確保して、initメソッドを実行
(initメソッドはNSObjectのメソッド)
あとallocでメモリ領域を確保した場合は使用後は自分で破棄しないとダメ
(iPhoneはGC無いので)
破棄は
[インスタンス名 release];
//Objective-C
//allocでインスタンス用のメモリを確保し、initを実行
NSString* str = [[NSString alloc] init];
//※ただしNSStringのインスタンスは文字列の上書きができないので上記でインスタンスを作ると中身が空っぽのインスタンスができるだけとなる。
NSLog(@"%@",str);//出力:(ブランク)
//破棄
[str release];
2010/05/21:追記
objective-cでもnewを使ったインスタンスの生成はできる
//newを使った例
NSDate* date = [NSDate new];
//newを使わない(上と同じ意味)
NSDate* date = [[NSDate alloc] init];
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アプリケーション自身とか、オブジェクト(クラス)が最初から持っている固有の動作(イベント的なメソッド?)がある。
たとえば、
アプリ起動時に実行されるメソッド、とか
アプリ起動中に着信があった場合に実行されるメソッド、とか
アプリ終了時に実行されるメソッド、など。
これらのメソッドは誰が実行するかを決めた上で、メソッドの中身を実装する必要がある。
誰が(どのクラスが?)、を決める作業をデリゲートを登録するという。
登録はIBのInspectorウィンドウから行う。
(IB使わなくてもObj-Cからも可能)
デリゲートとして登録されたクラスにそれぞれのメソッドを実装することで機能として使えるようになる。
感覚的には各クラスに用意されているメソッドをオーバーライドしているのと同じだろうけど、サブクラスを作る必要がなく、関連の無いクラスからでも、(オーバーライドしたようなメソッドとして)実行することができる。
IBで配置したオブジェクトについていちいちサブクラス作るのメンドイからこの仕組みがあるのかも。
Tags: iPhone, Objective-C
Objecttive-CにおけるASでいうところのtraceにあたるものは、NSLog()
c言語ベースなのでprintf()でもコンソールに出力できるけどWarningがでたりするのでNSLog使った方がいいみたい。
(Object型のデータの出力に特化って感じかな?)
書き方は、printfとかと同様に変換指定子を使う。%+記号
//%@でオブジェクト型のデータ
NSLog(@"結果は:%@",@"あいうえお");//出力:結果は:あいうえお
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obj-c、1ヶ月くらい触らなかったら知識がほとんどすっとんでる。。。
最初はある程度まとめてどかっとやらないとマズイね。。。
以前とダブルこともあるだろうけどメモしていく。
◆アウトレット
:Viewに置いてあるオブジェクトの名前。
(ASでいうとインスタンス名みたいなもの)
スクリプトファイル(○○.h)でアクションを定義して、InterfaceBuilder(IB)で紐づける。
(スクリプト内で任意のオブジェクトを操作したいときのみアウトレットを定義)
◆アクション
:Viewにおいてあるオブジェクトに起因するイベントハンドラメソッド的なもの。
(AS3でいうとリスナー関数みたいなもの)
これもIBを使ってView上のオブジェクトと紐づける(addEventLisner()的な感じ)
※ASと違うところは、アウトレットは定義しなくても、アクションだけでも使える。
(オブジェクトとアクションの紐付けはIBでできるので)
(ASはインスタンス名をつけないとaddEventListener()使えないよね)
またアクションは引数でオブジェクトを取得可能:(id) sender
(AS3での、e.target的な)
アクションの対象オブジェクトだけをスクリプトで操作(透明にするとか)するなら、アウトレットなしで、アクションだけでOK
でも、アクションの対象外オブジェクトもスクリプトで操作する場合は、アウトレットの定義が必要。
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Objective-CというかC言語のお話なのだろうか
#defineを定数的な扱いができるものだと思ってたら、マクロというものらしい。
定数以外にも関数的にも使えるようだ。
//定数的な扱い:posXを100として使える
#define posX 100
//関数もあり:degreeToRadian(180)で180度のラジアン値を返す
//M_PIは定数で円周率らしい
#define degreeToRadian(x) (M_PI * (x) / 180.0)
//注意するのは、最後にセミコロンを書いちゃだめ
//↓これだとダメ
//#define posY 100;
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すぐわすれちゃうので気になったところは、とりあえずメモってくことにする。
★プライベートな変数にアクセスするときは、selfを頭につける。
ASでいうところのthisみたいなもんらしい。
ただし記述で省略はしないみたい。
(また、ローカル変数は頭になにもつけないので、頭にselfがあるのはインスタンス変数、なにもなかったらローカル変数という見分け方ができるからわかりやすいかも)
//二つは同じ意味
self.hoge = nil;
[self setHoge:nil]//- (void) setHoge:(id) aHoge{}を実装してあるのが前提
★いわゆるセッターを、Objective-Cではミューテーターと呼ぶ
(インスタンス変数を参照・変更するためのメソッドをアクセサと呼ぶ)
Tags: iPhone, Objective-C
Objective-Cの準備としてのC言語勉強中。
ポインタのお作法がこんがらがるのでメモしとく。
まず例文から
(のつもりがそのまま注釈も書いちゃった)
//整数型の変数:numberの定義
int number = 100;
//(numberを操作するための)ポインタ変数:pointerの定義
int *pointer;
//*pointerではなく、pointerがポインタ変数
//(*は宣言時の型的な役割→「int *」が型らしい)
//なので、↓でもOK(こう書いた方がわかりやすいかも)
int* pointer;
//intは、扱う変数の型
//(この例ではnumberの型と同じとする)
//ポインタ変数には、変数のアドレスを渡す。
//変数の頭に&;を加えることで、変数のアドレスを意味する
pointer = &number;
//ポインタ変数を使って、変数numberを操作するには
*pointer = 200;
//*をつけると、そのアドレス対象にアクセスできる
//(この場合は*pointer == numberという感じらしい)
printf( %d\n, number);//出力:200
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Objective-CはC言語の拡張言語なので、C言語の文法も理解してないと読めない。
たとえるなら最先端のギャル語だけ覚えても満足に会話はできないということ。
変数の中身の値の出力周りがASと違ってて、よくこんがらがるのでまとめ。
ASで書くところのこんな文章
var a:int = 100;
var b:Number = 1.2345;
var c:String = "hoge";
trace("a:"+a);//出力:a:100
trace("b:"+b);//出力:b:1.2345
trace("c:"+c);//出力:c:hoge
c言語でかくとこんな感じ
int a = 100;
float b = 1.2345;
char c = "h";
printf("a:%d\n",a);//出力:a:100
printf("b:%f\n",b);//出力:b:1.2345
printf("c:%c\n",c);//出力:c:h
%なんちゃら、という部分にカンマ以降の変数の値が代入されるということらしい。
(\nは改行という意味)
%d:整数(10進数)
%f:少数
%c:文字(一文字)
他にも
%e:指数形式
%E:指数形式(アルファベットが大文字 )
%o:8進数
%x:16進数
%X:16進数(アルファベットが大文字)
%i:%dと同じ
%u:符号なし(10進数)
%g:汎用的なもの(オールマイティ的な?)
%G:汎用的なもの(アルファベットが大文字)
%s:文字列
など
これらをprintfの変換指定子というらしい。
他にも、
%p:メモリのアドレスを取得
%n:よくわかんないけど文字の数を取得できる
%4d:dは整数で、その前の4はフィールド幅、4文字分の領域を確保できる。(右端そろえになる)
%*d:*は変数で指定できるフィールド幅
%.4d:.と数字で精度を指定(数値の桁数的なもの)
そのほか詳しくは↓を読む。
C言語入門講座 3.printfを使いこなそう
Tags: iPhone, Objective-C
続けてメモ
Objective-Cのアウトレットとアクションという概念。
・アウトレット
FlashでいうところのステージにあるMcにインスタンス名をつけるような行為。
(ステージ上のインスタンスを自動宣言のチェックをOFFにした状態が近い)
・アクション
Flashでいうところのイベントリスナーの関数
AS同様で戻り値はなし(多分)
※2010.02.23.15.06追記
ステージにおいてるもの全てにアウトレットを設定する必要はない。
スクリプトでコントロールする必要があるものだけに設定。
(FLASHでインスタンス名をつけないオブジェクトがあってもいいのと一緒)
ただしFlashでボタンを作る場合はインスタンス名をつけないとASで制御できないけど、こちらは、ボタンにアウトレットを定義せずとも、InterfaceBuilderというものでオブジェクトをアクションと直接緋付けることが可能。
(このあたりが混乱しやすい)
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