「FlashとDIYで作る、自作マルチタッチディスプレイ」
浦野大輔さん、名村卓さん、切通伸人さん

パネル自体は4万円程度で出来るらしい。
タッチパネル原理はFTIRという技術。
簡単に書くと
1.アクリル板の側面から赤外線を照射
2.アクリル板内を赤外線が全反射状態
3.アクリル板を触れると指で触れた部分が光が散乱
4.その状態を赤外線カメラで計測。
5.カメラからのビデオアウトをPCに取り込み
6.tbetaというソフトで解析
7.TUIOというプロトコルでFlashにデータ送信
8.Flashで処理して画面更新

・アクリル板は専門店で2万円くらい。
→側面は鏡面仕上げ的な加工
・赤外線カメラにはWEBカメラを改造してしよう。
→通常WEBカメラは赤外線カットフィルタがあるのでそれを除去。
→さらに赤外線だけを拾うように赤外線フィルターを装着
・TUIOは自作
→これはオープンサウンドコントロール(OSC)プロトコルがベース
→フラッシュ用OSCのは既にある→FLOSC(FlashOSC)
→でもAS2用なので、バイナリソケット通信ができない(XMLソケットのみ)
→パフォーマンスが落ちる。
→よってAS3用のものを新たに開発(JAVA)

AS3で、今回のタッチパネル用に用意したクラスは3つ
・TouchManagerクラス→基本となるクラス
・TouchEventクラス→カスタムイベントクラス
・Fingerクラス→カスタムイベントが持つもの?

デバッグについて、
毎回実機でやるのは準備が大変なのでPCだけでもできるように。
1.マウスでの操作も有効化するできるようにした。
→この場合、シングルタッチのみしか使えない。
2.tbetaでは動画ファイルを再生可能なので、デバッグ操作となる画像を用意して再生
→動画を用意するのが大変
3.TUIOsimulatorという専用アプリを仕様
→マウス操作だが、特定の操作によって擬似マルチタッチも可能。

課題
・FILRの制度を上げる
→1mmのシリコンを塗ると反射率の関係?で制度があがるらしい。
・台がぐらぐらする。
→もうすこし安定度の高い台を用意する。

次回のOOP勉強会は4月予定。
IAMASの卒業生のサンプル紹介的な内容になる予定。